素敵ばらまく君は

この胸 押し寄せる愛を 感じたなら

好きなもの 好きといえる 勇気だけは

 

 タイトルは、Hey! Say! JUMP 3枚めのシングルに収録されているYour Seedという楽曲からの引用です。当初から好きでしたが、少クラでSexy 松が披露しているのを観て*1、懐かしくなって最近また聴いていました。2008年発売、ですって。まだ10人で、10代の彼らが歌っていたこの曲の歌詞が、今になって沁みるのです。

 

 現在、事務所には多くのJr.くんが所属していて、シンメやユニット、グループ、くくりというものがたくさん存在しています。最近、姿を見ないな…と思っていたら、退所していたり、最近、そろって活動していないな…と思っていたら、消滅していたり、ということも、新たに結成されることもあります。これはもうしかたのないことで、こちらは受けとめるしかない、とわかってはいても、やっぱり思うことはあるし、とくに自担や好きなひとがそういう状況になったときには、思いが強いぶん意味もなくぐるぐると考えてしまいます。

 

 たとえば、君が選んだ道や進む道をただ応援していたいだけなのに、好きといえないときがあります。夢を追って辞めていった君が好きだったけれど、でももうアイドルではない君に一方的に好きとはいえないよ。仲間に囲まれ楽しそうに笑う君が好きだったけれど、もうそのメンバーがそろうことはなくて、でもあのときの君や彼らが好きといったらやっぱりだめかな。けっして今の君が嫌いなわけではないけれど、すべてが過去になってしまって、現在進行形で好きといえないことが悲しくて寂しくて。この気持ちは、知らなかった。

 

 好きといえる対象がなくなってしまったとき、その好きはどこにいくのだろう。というか、どうしたらいいのだろう。きれいな思い出にすればいいのかな。でも思い出にいつまでもしがみついてはいられない。失ってはじめて、気ままに好き好きいえる喜びや楽しさや幸せを感じました。だからこそ、「好きなもの 好きといえる 勇気だけは 手放したらダメだよ」という歌詞がグサッときます。そしてこれに続くサビがまた胸にせまる。

 

あきらめない 君がいれば

どんなときも チャンスはある

ものがたりは 終わらない

never ending story 夢は続いてく

never ending story 夢は続いてく

 キラキラと踊る彼らが歌う言葉。君がいるかぎり、このものがたりが途切れることはない、というそんなあたりまえのことに気づかされた。この世界で生きている君が、ひとつひとつチャンスをつかみながら、夢を追いかけていく。前だけを見つめた、強い決意。彼らが歩む道そのものが紡ぐものがたり。わたしは、アイドルのこういうところが好きで応援しているのかもしれない。

 

永遠なんていうと 急に遠く見えるけど

幸せは何かを追う道があれば

感じられるものだよ

 Jr.くんの活躍を見ているととくに、変わらないものなんてない、ということを強く感じる場面に出会います。彼ら自身が身体的にも精神的にも日々成長していくし*2、立ち位置や一緒に活動する仲間がいつも同じだとはかぎらない。 むしろつねに変化の渦中にいるような印象を受けます。でも、どんな場所でも君は君で、わたしたちに素敵な気持ちや思い出を届けてくれる。君を追いかけているだけなのに、なんて幸せなんだろう…!

 

ここではない そこへ行けば

ここにはない 何かがある

君が君を 信じたら

never ending story 夢は続いてく 

 結局のところ、変化についていけないのもぐるぐる考えてしまうのもわたしの都合で、君はあたえられた場所で頑張っている。その場所がどうこうなんてとやかくいわず、こちらになにも感じさせずに。君がどう思っているのかを知りたがったり、勝手に推測したりするのはエゴだと知りながらも、好きだから、悲しいことや嫌なことはなければいいのに、と思ってしまいます。君がその笑顔の下に隠した気持ちや言葉は見せたくないものなんだから、目をつぶらないといけないのに、ね。

 

 君と、君がみせてくれる夢への道のりを、これからも見守って応援することが、好きをあらわすひとつの方法なのかもしれない。 好きといえる幸せを抱きしめて。

 

*1:2015年3月11日放送回、かな。

*2:たった数か月でお顔つきが変わったりしますね